インビザライン矯正の下ごしらえ
インビザライン矯正で、歯のデコボコを治すの際に、歯の移動方向に得意・不得意があります。
前後・左右の歯の移動は、インビザライン矯正が得意とするところですが、歯を引っ張り出したり、回転させるのは苦手で、シュミレーションからずれてきたり、非常に時間がかかったりします。
写真の症例は上顎の小臼歯が完全に垂直にローテーションしています。
このような状態ですと、この1本の歯を位置を修正するために1年近く掛かってしまうので、患者さんと相談して本格的なインビザライン矯正に入る前に、目立たないようにエラスティックを装着して、2週間ごとに来院して歯の回転を改善することにしました。2、3カ月ほどでインビザライン矯正の治療に移行出来ると思います。