マウスピースの装着時間確認機能
インビザライン・ティーンの装着時間確認機能
永久歯が生えそろっていないうちから矯正治療をはじめる10代の患者様のために、「インビザライン・ティーン」があります。
治療をはじめると取り外すことができず、24時間強制的に付けているワイヤー矯正と違い、マウスピース矯正は取り外せるために、装着時間の自己管理に不安を感じる患者様や保護者の方が多くいらっしゃいます。
このたび10代の矯正治療を対象とする「インビザライン・ティーン」において、マウスピース装着時間の確認機能を高める「コンプライアンス・インジケータ」が導入され、患者様にとっても、保護者の方にとっても、ドクターにとっても、インビザライン・マウスピースの装着時間の管理が容易になりました。
「コンプライアンス・インジケータ」は、食用色素が添加された小さな半球状のもので、マウスピースの奥歯左右2カ所に設置され、長い時間、唾液にさらされることで徐々に色が薄くなるように設計されています。
インビザライン矯正では、2週間ごとに新しい形のマウスピースに交換していくため、患者様も、ドクターも、マウスピースの「コンプライアンス・インジケータ」の色の変化を確認することで、マウスピースをはめていたおおよその時間を確認することが出来るようになります。
インビザラインによる矯正治療ではマウスピースを自由に取り外すことができるため、食事や歯磨きも矯正前と同じ様に行うことができます。これは、マウスピース矯正の大きなメリットである反面、実際に患者様がマウスピースをはめていた時間を計ることは、患者様ご自身でも、ドクターでも難しく、特に自己管理が曖昧になりがちな10代の患者様では、マウスピースの装着時間が足りないために、治療計画通りに歯が移動しないケースがありました。
クリンチェック治療計画通りに治療を進めて頂くためには、食事や歯磨きなどの時間を除く1日20~22時間インビザライン・マウスピースをはめていることが、矯正治療に最も効果的です。
マウスピースに設置された「コンプライアンス・インジケータ」の色の変化をもとに、ドクターが、患者様の実際のマウスピース装着時間を把握することは治療計画の進捗状況を判断する上で非常に有効です。この「コンプライアンス・インジケータ」の設置により、マウスピースをはめている時間を客観的に確認することができると、患者様の励みになって、インビザライン・マウスピースを積極的に装着して頂くことができ、計画通りに治療が進む効果を期待することができます。