Dr.上山裕茂のインビザライン相談室Q&A

Dr.上山裕茂のインビザライン相談室

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歯列矯正を検討されている方には心配なことや知りたいことがたくさんあると思います。
そこで、銀座クリアデンタルの無料カウンセリングにいらした方や、治療中の患者様から頂く代表的なご質問を取り上げ、インビザライン・ドクター上山裕茂が分かりやすくお答えするページを作りました。実際のカウンセリングや診療時の回答よりも簡単にまとめてありますが、ご参考になれば幸いです。

それでは、早速、質問に移らせて頂きます。

faq11

治療中も歯を白く保ちたいのですが、インビザラインで歯並びを矯正しながら、同時にホワイトニングで歯を白くすることはできますか?

faq12

インビザライン矯正のマウスピースの内側にホワイトニングジェルを注入してから装着することで、歯を移動させながら、同時にホワイトニングをすることが可能です。ホワイトニング専用のマウスピースを作る必要がなく手軽にホームホワイトニングを始められます。

faq13

銀座クリアデンタルでは、歯の移動とホワイトニングの効果を高める「オルソブライト」もご提供しています。マウスピースの取り扱いに慣れたら、担当医・スタッフに相談して下さい。ただし、ホワイトニングでは、詰め物や被せものの色は白くなりませんので、ご注意下さい

QA021

マウスピース矯正治療では抜歯矯正が難しいと聞きました。抜歯をしてもインビザラインで矯正治療ができるのでしょうか?

QA022

技術が向上し、インビザラインG6ではマウスピース矯正における抜歯治療の精度が飛躍的に高まりました。当院にはインビザラインによる多くの抜歯症例があり、抜歯を行って治療をすることが可能です。

QA023

銀座クリアデンタルでは、矯正=抜歯ありきではなく、不正咬合の種類などによって抜歯・非抜歯の判断をし、どちらでも可能な場合は患者様のご希望も考慮して治療計画を作成しています。
正式には精密検査の結果で判断しますが、無料カウンセリングでもある程度の診断はできますので、お気軽にご相談下さい。

QA031

インビザライン矯正では、歯の表面にアタッチメントを付けますか?

QA032

アタッチメントはインビザライン矯正における補助装置で、歯に加える力をコントロールする役割があります。歯と同色でアタッチメント自体は目立たず、治療後は綺麗に外しますが、マウスピースをはめると写真の様に凹凸が目立ってしまいます。

QA033

銀座クリアデンタルでは、最も効率的にアタッチメントを配置できるよう検討を重ね、できる限り前歯など目立つ所には付けないよう治療計画を工夫しています。
最小限のタッチメントで矯正治療ができるように、患者様にはマウスピースの装着時間を守って、アライナーチューイを噛んで歯と歯茎に適度な刺激を与え、必要に応じてエラスティック・ゴムを正しくお使いいただくようお願いしています。
(治療計画の段階で必ずご了承を頂いてから治療を勧めますが、治療の進行状況や、不正咬合の種類によっては前歯にもアタッチメントを付けることがあります。)

QA041

食事のたびにマウスピースを外すのは大変なので、マウスピースをはめたまま物を食べたり、飲み物を飲んだりすることができますか?

QA042

インビザライン矯正のマウスピースをはめた状態で飲食できるのは、厳密に言うと水だけです。

QA043

お茶やコーヒー、スポーツドリンクやガス入りウォーターなどであれば、高頻度、長期間で無ければ、それほど問題にはなりません。だだし、マウスピースは着色しやすく、歯は虫歯になりやすくなるので、飲んだ後に水で口の中を良くゆすぐか、簡単に歯磨きすることをオススメします。
食事に関しては、いかなるモノでもマウスピースを外して食べて下さい。以前、患者様で「はめたまま食べられました!」と言う方がいらっしゃいましたが、例えれば、服を着たままでも泳げますが、泳ぎづらいし、服は汚れるし…と同じで良いことは何もありません。慣れればマウスピースの着脱は一瞬でできますから、手間はそれほど気になりませんよ。

QA051

ワイヤー矯正をしていた友人は、ワイヤーを調整する診療のたびに、痛くて食事にも苦労していました。インビザライン矯正の場合も、痛みはありますか?

QA052

矯正治療は、ワイヤーでもマウスピースでも、小児でも成人でも、大なり小なり痛みが伴います。ただし、マウスピース矯正は従来のワイヤー矯正と比べて歯の移動量が少ないため痛みが出にくく、矯正装置を外して食事をすることができます。また装置が粘膜に接触してできる口内炎による痛みも格段に少なくて済みます。

QA053

過去にワイヤー矯正をされて、マウスピースで再矯正を行われた患者様方に伺うと、皆さん口を揃えてワイヤー矯正より痛みが少ないと言われます。

QA061

せっかく歯並びを綺麗に治しても、時間が経つと後戻りしませんか?

QA062

マウスピース矯正に限らず、矯正治療を行った際には「保定」と言って、動かし終わった歯を安定させる期間が必要になります。保定のためのマウスピース「リテーナー」を使って固定することで、歯を支える歯槽骨を元の状態に引き締めます。骨折した後のギブスと似たような感じです。
この保定をしっかり行わないと、歯並びが戻ったり、新たな問題が生じたりしやすくなります。矯正治療は、歯を移動し終わるところまでが半分で、その後の保定が残り半分です。山登りなら、マウスピース矯正は山頂に到達したようなものです。

QA063

下山が大事であるように、保定をおろそかにしてしまうと、せっかく正しく噛み合うようになった歯並びが台無しになってしまうので、後半のリテーナーも頑張りましょう!ただし、リテーナーの形は同じで交換は無く、通院の頻度も少なくなりますので負担は格段に少なくなります。

QA071

リテーナーとして同じマウスピースを交換せず使うと、汚れが溜まりそうで抵抗があります。

QA072

マウスピース矯正で1週間毎にマウスピースを取り替えていらっしゃった方は、どうしてもリテーナーで同じマウスピースを交換せずに長期間使い続けることに抵抗があるようです。使用後は水で良く洗い、専用の洗浄剤「リテーナーブライト」、除菌スプレー「イータック・オーラルケア」などを使うと衛生的です。傷がついて逆に不衛生になりますので、研磨剤入りの歯磨き粉では絶対に洗わないで下さい。

QA073

「リテーナーブライト」で洗浄するとき、コップの中に歯ブラシも一緒に入れて除菌するのが、私のオススメです!

QA081

インビザライン矯正には、どんなメリット・デメリットがありますか?ワイヤー矯正とは何が一番違いますか?

QA082

インビザライン矯正のメリットは、透明で目立たないこと、そして患者様ご自身で矯正装置であるマウスピースを取り外すことができることです。

QA083

インビザラインは審美的で衛生的、装置が壊れて急な通院、ワイヤーが刺さって口内炎ができる等のトラブルがほとんどありません。そのため通院回数はワイヤー矯正の約半分、通院間隔は基本的に2ヶ月に1回で済みます。
ただし、マウスピースを『外せる』=『サボれる』と言うデメリットにもつながります。インビザライン矯正で失敗しないためにも、ドクターの指示どおりにマウスピースの装着時間を守って下さい。

QA091

マウスピース矯正の治療中に、旅行や出張に行っても大丈夫でしょうか?何か気を付けなければならないことはありますか?

QA092

旅行も出張も全く問題ありません。ただし、生活環境が変わるので、マウスピースを無くしたり、忘れたりしないように注意しましょう。食べ歩きなどをする機会も多いと思いますので、ケースや歯ブラシを携帯すると便利です。

QA093

一緒に旅をする方達にも、矯正治療中であることを伝えておくことで、食後の歯ブラシやお手入れの時間も理解してもらえます。歯磨きが面倒で、マウスピースを外しっぱなしにしてしまい、数時間ぶりに着けるときつくてはまらない!なんてことにならないように気を付けて下さい。
新しいマウスピースに交換すると、数日痛みや違和感がでることがあるので、旅行中に新しいマウスピースに交換することを避けた方が、快適な旅行ができると思います。

QA101

インビザライン矯正をしていても、スポーツや楽器の演奏ができますか?

QA102

矯正用のマウスピースをはめたまま、ほとんどのスポーツ、楽器の演奏を行うことができます。ワイヤー矯正の様に口の中を切る心配もありません。
年齢等の規定もありますが、空手・ボクシング・ラグビー・アメリカンフットボール・ホッケー・ラクロスでは、スポーツマウスガードの使用が義務化されているので、矯正用のマウスピースと併用することは難しいですが、運動時以外にマウスピースを使用することで矯正治療を進めることが十分可能です。

QA111

仕事が忙しいのですが、インビザライン矯正も、毎月、病院に行かなければなりませんか?

QA112

精密検査から治療開始時、追加マウスピース作成時などは、2週間~1カ月後にご来院頂く場合がありますが、治療が始まると通院間隔は2ヶ月毎になります。遠方にお住まいの方や、どうしてもご予定が合わない場合には、もう少しアポイントの間隔を延ばすこともできます。
治療の途中で、歯にアタッチメントを付けたり、歯の形を補正したりする処置が必要になる場合があります。長期間に渡って通院が難しい場合には治療計画を工夫しますので、担当医にご相談下さい。
マウスピースの装着時間を守って頂くと、歯が確実に移動し、通院の回数も少なくて済みますので、頑張ってマウスピースを使用して下さい。

QA121

インビザライン矯正を始めたら、歯の間に食べ物が詰まりやすくなりました。なぜですか?

QA122

矯正治療中は、歯が移動することによって一時的に歯と歯を支える歯槽骨との隙間が大きくなり、特に繊維質の食べ物が詰まりやすくなる場合があります。

QA123

ワイヤー矯正でも同じ様に隙間は生じますが、ワイヤーが食べ物をひっかけて、歯の間に物が詰まるのを防いでいました。
いずれにしても、歯牙移動が終了して歯を安定させる保定期間が経過してくると、歯槽骨が元の状態に回復してきますのでご安心下さい。

QA131

矯正治療は、長い時間がかかると聞きますが、もし、インビザライン矯正の治療中に妊娠しても、治療は続けられますか?

QA132

妊娠中である場合にはレントゲンなどの精密検査が行えないので、矯正治療を開始するのは難しいですが、矯正治療が始まってからの妊娠・出産は特に問題ありません。妊娠初期につわりが酷くて短時間しかマウスピースを装着できない場合でも、安定期に入れば大丈夫です。私もインビザライン矯正をしながらご出産された患者様を、何名か担当しました。もしもの時は治療を中断して、また再開できるので心配はいりません。分娩時はかなり歯を食いしばりますのでマウスピースは外しておいた方が良いでしょう。

QA141

長い時間と高い治療費をかけて歯並びを矯正することになるので、失敗したくありません。インビザライン矯正、成功の秘訣を教えて下さい。

QA142

成功の秘訣、1つ目は、少しでも長くマウスピースを装着すること。なるべく外さず、短時間でもはめるようにすることで、外している間に歯が後戻りするのを減らし、計画通り確実に矯正治療を進めることができます。
2つ目は、マウスピースをはめてから、シリコーン製のアライナーチューイを適度に噛んで血流を促すこと。マウスピースがしっかりフィットして、歯の動きが良くなります。

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